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◇ここに載録してある文章は、2003年8月9日〜9月7日までの間、ニュージーランドに滞在した際の旅日記です。今回のメインは、積年の願いであったマウントクックでの氷河滑走体験です。 ◇1年前と較べて、1NZ$が10円以上も上昇してしまったために、今回はアンラッキーな旅でした(1NZ$=70〜72円)。ちなみに、今回のレンタカーによる走行距離は2,419q(北島が723qで、南島が1,696q)でした。 ◇デジカメ画像を加えてみましたが、もともと「1,600×1,200ピクセル」のサイズで撮影した画像データのため、そのままだと、とてもファイルが重くなってしまいます。そこで画質を1/5程度にダウンさせて掲載しました。 |
◇台風が直撃する直前の8月8日の夕方に、まさに「間一髪」の状態で関空を飛び立ち、“冬晴れ”のニュージーランドへとやって来ました。ニュージーランドへは、もう14回目の訪問となります。一年ぶりにニュージーランドに戻ることができて、とても幸せな気分です。日頃の緊張がとれて、グッスリと眠ることができました。「戻る」というのは、私のチケットが現地から購入したものだからです。したがって、形式的には「ニュージーランドを出発して、1年以内に再び日本からニュージーランドに戻る」チケットになるのです。そのため、今回も昨年購入したチケットの半券を使って「ニュージーランドに戻ってきた」のです。今日、ケンブリッジの旅行代理店で、次回のチケットの相談をしてきました。 |
◇コロマンデル半島のモーテルから、美しい海岸線を300キロほどを走って、私の故郷である北海道網走郡美幌町と姉妹都市関係を結んでいるケンブリッジへとやって来ました。ちなみにオークランドから直行した場合は、2時間ほどでケンブリッジに着きます。 |
◇ニュージーランドへ行く前に、いつものように友人のマーレィにケンブリッジ訪問の日程を伝えました。すると、私がケンブリッジに設立した美幌との交流基金(ラブリー・ファンド)の件で話し合いをしたいので時間を空けておいて欲しい、との返事が来ました。以下、マーレィに送ったメールと、彼からの返信メールです。 |
ケンブリッジ | タナラキおばさん | マーレィのオフィス |
◇「私が提供してきた交流基金のいっさいの権利は放棄する。」そうは言ったものの、「ニュージーランドの法律に関する詳細を私は把握していないし、またあなた方の細かなやりとりを正確には理解できていない・・」と伝えたところ、「それでは、あすもう一度、話し合いを持とう」ということになりました。そこで今日の夕方4時半から、今度は通訳者として、聖ペテロ学園(セント・ピーターズスクール)の日本語教師を交えての、確認のための話し合いが行われました。しかし結果は同じでした。お互いの理解に差異がないことが再度、確認されたからです。私は安堵しました。 |
ケテパイ! | 写真入りの墓石です | 懐かしのヘリテージ・モーテル |
◇午後にはロトルア空港からクライストチャーチまで移動しなければならなかったため、朝陽がまぶしい中、レンタカーを走らせて、1時間半あまりでロトルアへ着きました。ロトルアで私がすることは、必ず二つあります。それは間欠泉で有名なファカレワレワでのマオリコンサートをみることと、ポリネシアンスパでの温泉入浴です。しかしマオリコンサートは飛行機の発着時刻との関係で、残念ながら今回は諦めました。硫黄の臭いが懐かしい温泉にゆったりと浸かり、しばしの幸せを感じました。もう100回以上も利用した温泉です。個人用の温泉は個室のため、日本と同じように入浴できますし、温度調節もできますから、とても快適なのです。 |
◇昨日、午後に無事、クライストチャーチ(CHC)に着きました。予想通りにクライストチャーチは、かなり肌寒く、ブルブルでした。タクシーで、計19泊する「シャトー・オンザ・パーク」ホテルへと向かいました。通常は、1泊が114$なのが、8月末までは88$です。昨年、クージービーチを予約した同じサイトで予約したのです。オーストラリアのサイトなのに、今回はなぜか日本語が使えたので、予約作業がとても楽でした。英語だと、やはり緊張するので・・。 |
◇朝、ホテルのシャトルサービスでカンタベリー大学へ行き、機能制約学生支援サービスセンターへ行きました。午後3時のアポを取り、それまで図書館で読書に励みました。その後、センターのスタッフたちと歓談し、有益な情報を得ました。何とか、このテーマで論文を1本書けたらいいな! |
大聖堂 | ミニ・ヨットレース | ポストショップ&ロト |
◇朝、シャトルサービスでタウンホールへ行きました。30日夜のCHCシンフォニーのチケットを購入しました。9$の席でした。その後、スクエアを通り抜けて、ディックスミスとショッピングセンターへ行きました。 |
◇ニュージーランドの表玄関はオークランド国際空港です。飛行機から降りた人々は皆、マオリの彫刻が美しく飾られたゲートを通って入国審査(パスポート・コントロール)へと向かいます。こうしたところに多民族・多文化国家の理念を明確に示そうとする、この国の姿勢を見て取ることができます。 |
◇「歩け、歩け」で、リカートンモールへ行きました。ホテルから徒歩30分ほどです。マックで昼食を摂り、またまた歩け、歩けで、今度はモナベイルまで戻り、ベンチに座ってノンビリと小川の流れを眺めました。ホテルからモナベイルまでは、わずかに徒歩5〜6分ですから、とても便利です。 |
◇私がニュージーランドで継続的に調査活動を行っている事のひとつに、大学やポリテクニック(高等職業専門学校)における、視覚・聴覚・運動機能等に制約を有する学生たちへの支援サービスの実態があります。 |
◇朝、ホテルのシャトルサービスを使って、市街から少し離れたところにある「機能制約インフォメーションセンター」へ行き、旧知のスタッフと、しばし歓談しました。帰路に大阪屋へ寄り、「みそラーメン&ライス」を食べました。最初(5年前でしたが)は、すべて6$メニューだったのが、8$メニューとなりましたが、それでも安い値段です。しかも美味しいのです。 |
◇肌寒い小雨の朝でした。ホテルのシャトルサービスを利用しようとしたら、予定が詰まっていて無理だったため、タクシーで『IHC』のオフィスへ行きました。このオフィスへ行ったのは、久しぶりでした。『分かち合い支援』に関する情報を得ようと思ったのです。しかしこのオフィスではなく、別のオフィスでした。 |
◇朝、シャトルサービスで、カンタベリー大学へ行き、読書に励みました。帰路はバスを利用しました。ホテルの前までは1$です。 |
◇朝、シャトルサービスで、以前からホームページで見ていた、長期滞在用のアコモデーションへ行ってみました。いつか利用しようかなぁ、と考えていたからです。しかし、やはり「百聞は一見に如かず」で、正直に言って失望しました。写真で見ると、本当に良さそうな環境と雰囲気だったのだけれど・・。 |
◇ここ数日、肌寒い小雨が降り続いていましたが、今日は久しぶりに良い天気でした。朝、シャトルサービスで、CHC病院近くにある、アングリカン教会へ行きました。でも煙の臭いがきつくて、途中で失礼してしまいました。古いスタイルの教会では、大昔はこうした形式だったそうです。そして、この教会では、こうした伝統的な礼拝スタイルを今でも踏襲しているのです。その後、ディックスミスへ寄り、パックインセーブで買い物をして、隣のモールでカレーを食べました。 |
◇朝、シャトルサービスで『IHC』のオフィスへ行き、3名のスタッフたちと歓談しました。その中の一人は以前、ハミルトンのオフィスで私に会ったことがある、と言っていましたが・・。はて? |
◇今日はとても忙しく、昼にはポリテクニックの知的制約を持つ人たちと一緒に博物館に行きました。博物館で働いているスタッフから仕事内容の説明を受けるのが目的でした。その後は人権問題委員会の事務所へ行きました。そして夜には、IHCのスタッフと共に、『分かち合い支援(Shared Care)』を行っている家庭を訪問してインタビューをしました。土曜日にも再び訪問することになっています。 |
◇シャトルサービスで、カンタベリー大学へ行き、図書館で読書に励みました。聞きたいことがあったために、学内のDP支援センターへ行くと、スタッフミーティングで今日はお休み、とのこと。帰りにソーシャルワーク学科へ立ち寄りました。 |
◇シャトルサービスでポリテクニックへ行き、これまでデジカメで撮った写真をCDにコピーしたファイルを渡しました。その後、学校の敷地内にあるチャイルド・ケアセンターを見学しました。何と、そこはマオリ語と英語のバイリンガル・ユニットでした。 |
◇深夜(早朝?)3時に目が覚め、メールを開くと、ウエンディから以下のような詳細な返信メールが届いていました。何はともあれ、新しい職場が決まってホッとしました! |
◇今日は、『分かち合い支援(Shared Care)』を行っている家庭を訪問しました。行きはタクシーでしたが、帰りは10キロあまりの道のりをテクテクと歩いて戻りました。膝の痛みも出なかったため、快適に歩けました。ニュージーランドに滞在している間は、どうしても甘い物を食べてしまうため、少しでも運動をせねば! なお、その際に撮ったデジカメ画像を電子メールで送りました。以下は、その返事です。 |
◇8月最後の日曜日の今日は、ほんとうに良い天気でした。CHC(クライストチャーチ)は、まさに「春うらら」「小春日和」「春爛漫」です。でも私にとっては、年に二度も花粉症の被害を受けてしまいますから、この時期は「痛し痒し」、といった複雑な心境です。今回の場合は、例年以上に花粉症に苦しめられました。それは室内に籠もるよりも、ひたすら「歩け・歩け」の日々だったからかもしれませんが・・。滞在していたホテルが市街地から離れていた、といったこともあり、ほんとうに今回は良く歩きました。今日も大聖堂での礼拝の帰りに遠回りをしてしまったため、10キロ近くを歩きました。 |
◇チェックアウトの精算をする際に、フロントでランドリーのトラブルの一件を伝えました。すると「衣服はいくらぐらいの価値か?」と聞くので「別のスタッフにも伝えたのだけれど、バーゲンで買ったので、だいたい50$くらいかなぁ・・」と言うと、そのまま50$を渡してくれました。ついでに、クッキーセットをくれ、さらには「レンタカーを10時に予約している」と言うと、「時間まであと10分あるから・・」と言いながら、ホテルのレストランでのコーヒー・チケットをくれました。実に嬉しい心遣いの限りです。要するに「ホスピタリティ」ということです。 |
◇雪山が美しく見える快晴の中、ハンマー温泉からクライストチャーチを通らずに、素晴らしい景観が広がるマウントハットのルートを迂回しつつ、400キロ近くを走って、懐かしのテカポ湖へとやって来ました。途中で拡がる美しい自然が、まぁ壮大と言うべきか、はたまた感嘆と言うべきか! あ、途中で、昨日、立ち寄った郵便局からこちらで入手した資料等を小包で送りました。以前は船便があったのだけれど、今では航空便とSAL便のみです。そのため、送料が90$以上もかかってしまいました。支払いはクレジットカードです。もちろん、SAL便で送りました。これだと日本までは2〜3週間です。 |
◇夜明け前に起きて、テカポ湖の朝焼けを部屋から眺めていました。朝食の後、スキープレーンに挑戦するために100キロの道のりを張り切ってマウントクック飛行場まで行きました。しかし近づくにつれて天候悪し、の最悪状態。風がビュービューでした。そのため、当然ながら「昨日も、今日も飛ばないョ! だってマウントクックが見えないんだから・・」と受付の女性スタッフに言われてガックリと諦めました。 |
◇昨夕とはうって変わり、テカポ湖は素晴らしい朝を迎えました。そこで早速にマウントクック社の飛行場に電話をすると「午後には天候が回復するかも・・」との返事。期待をしつつ、昨日同様に、100キロあまりの道のりを時速60〜70キロ程度でノンビリと出かけました(この国の場合、通常は100キロなので・・)。しかし、残念ながら天候が回復せずに、やはりフライトはダメでした。ちなみにハーミテージ・ホテル周辺には、うっすらと雪が積もっていました。昨日の、あの肌寒い雨が、夜半には雪に変わったのだろうと思われます。飛行場へ行くと、「あすは飛べそうな感じだ・・」とのことでした。めげずにトライあるのみ! |
すごい・スゴイ! | ここに降りるゾ! | 飛行場に戻ります |
◇朝、飛行場に電話をすると「今日は飛ぶよ!」とのスタッフの返事。さっそく10時半のフライトを予約しました。8時にホテルをチェックアウトして、途中で休憩をしながら、9時45分頃に飛行場に到着しました。受付の女性スタッフが「あなたはこれまで6年間も通ってダメだったんだから・・」と言いながら、10%割引をしてくれました。しかも40分間のフライトだった筈なのに、我がグループは1時間近くの遊覧飛行でした。感謝・かんしゃ! |
◇クライストチャーチの快適なモーテルで、グッスリと眠ることができました。しかし翌朝のチェックアウトの際の(インターネット接続のための)電話料金精算の際に、なぜか50$近くになっていました。おばちゃんが「市内通話番号に接続したのに、これはおかしい?」と言って、あれこれ問い合わせてくれました。「だいたい、いつもどのくらいか?」と聞くので「5〜15$の範囲だけれど・・」と答えると、「1分間が20セントだから・・」と言いながら電卓で計算をし始め、結局、15$で精算してくれました。 |
◇時差の関係で、昨夜は8時半頃にベットにもぐりました。ちなみに、シドニーの場合、日本との時差が1時間です。つまり、夜の8時半はシドニーでは午後9時半ということになります。 |
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