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※以下の文章は、2002年7月28日〜8月19日までの間、オーストラリア(シドニー)とニュージーランド(北島)を訪問した際に、ローミングサービスを利用して、現地から『のんびりエッセイ』に書き込んだものを編集したものです。なお、今回の公開にあたっては、不必要な部分を削除したり、多少の修正を加えています。[1NZ$=60〜61円] |
◇うだるような猛暑の中、重たいスーツケースを抱えて新幹線に乗って名古屋空港からカンタス航空でケアンズを経由してシドニーまでやって来ました。名古屋空港を使ったのは、前回、ニュージーランドからの帰国ルートが〈オークランド→ブリスベン→ケアンズ→名古屋〉だったため、「ニュージーランドに戻る」チケットを持っている私としては、同じルートを使わなければならなかったためです。 |
◇長旅の疲れからか、昨夜はグッスリと眠ることができました。爽快な気分で目覚め、部屋の全面ガラスドアから眼下に拡がるオーシャンビューを満喫しながら、ルームサービスによるコンチネンタル・ブレックファーストを食べました。このホテルにはレストランがないため、朝食のみがルームサービスで提供されるのです。ちなみに、この快適なリゾートホテルの宿泊料金(オーシャンビュー・ルーム)は、朝食付きで6,300円ほどです。これがオンシーズンになると、3倍程度に跳ね上がります。ただ、旅行代理店を通さずに、直接、このホテルに予約した場合には定かではありませんが・・。 |
◇昨日とはうってかわったような快晴の一日でした。うららかな“春の陽射し”を受けながら、例のごとくバスに揺られて終点のサーキュラーキー(Circular Quay)へと出掛けました。要するに、かのオペラハウス(Opera House)のある地域です。所要時間は45分でした。 |
◇ホテルから40分ほど坂道を歩いて、UNSW(University of New South Wales)へ行きました。例のごとく学生支援センターのスタッフにインタビューをするためでした。スタッフは二人共が車イス使用の当事者でした。来週水曜日のアポイントメントを取り、近くのショッピングエリアをブラブラしました。 |
◇今日は、まさに歩け・歩けの一日でした。シドニーのメジャー・ビーチである「ボンダイ・ビーチ(Bondai Beach)」まで美しい海外線に沿って歩いたのです。距離にしたら5〜6qほどでしたが、何せアップダウンの激しい曲がりくねった海岸線だったため、およそ2時間ほどかかりました。加えて今日も“春爛漫”の良い天気だったため、スタート時にはウィンドヤッケの「完全装備」スタイルだったのが、トレーナーになり、ついには半袖Tシャツ一枚になってしまいました。少し疲れましたが、美しい海岸線を眺めつつ、うららかな“春風”を全身に浴びて、心地よい満足感に浸りました。まるでトレッキングの感覚です。こんな贅沢ができるなんて最高です! |
◇週末の今日も良い天気でした。坂道をセッセと歩いて、隣町にある映画館へと出掛けました。アメリカの戦争映画で、インディアンの米軍兵士が主人公でした。舞台はサイパンでした。かなり迫力のある映像内容でしたが、日本軍が惨めな描かれ方をしているので、果たして日本でヒットするかどうかは定かではありませんが・・。 |
◇ほどよく暖房の効いたホテルの部屋から、暮れなずむビーチをしばし眺めていました。この寒いのに、まだ泳いでいる人たちがいます。これはもう感動ものです! |
◇夕方前にシドニー市街から戻り、ベランダの窓を大きく開けて読書にふけりました。海岸を打つ波の音が、春風と共に心地よく部屋の中に入り込んできます。静かで幸せなひとときです。いつもオセアニアに出掛ける際には、古本屋さんで100円の文庫本を10数冊買い揃えて持ってきて、読み終わった後には、それらを地域の図書館等に寄贈してしまうのが常です。スーツケースを軽くするためです。 |
◇波の音を聞きながら熟睡してしまい、今朝は、つい寝過ごしてしまいました。そのため、NHKのニュースを見ることができませんでした。と言っても、放送は早朝5時半からの30分間ですが・・。昨年、ブリスベンに二週間滞在していたときも、やはり同じ時間帯でNHKのニュース放映があり、毎朝欠かさず見ていました。要するに、前夜7時のNHKニュースの録画放映です。ちなみに、シドニーの場合、日本との時差は1時間です。日本時間のお昼がシドニーでは午後1時という事になります。ニュージーランドは3時間です。そして、これがサマータイム・シーズンになると4時間になります。 |
◇坂道を30分ほどかけて歩いて、UNSW(ニューサウスウェールズ大学)に行きました。約束の時間までにゆとりがあったため、その途中にあるカトリック教会を見学しました。これまでの経験では、見学者や静かに祈りをささげたい人たちのためか、日中は教会堂が開いていることが多いような気がします。 |
◇昨夜、ケンブリッジに住む友人のマーレィのオフィス(ワイパ地区・ケンブリッジ支庁舎)に電子メールを送ると、今朝、早くも返事が届いていました。用件は、ケンブリッジ滞在中に行いたいと考えている高齢者福祉の調査活動に関するアレンジの依頼でした。『テ・パパ通信』に連載するための基礎資料を得ておきたいのです。 |
◇朝5時半からのNHKのニュースを見て、ネットニュースで日本の出来事をチェックし、仕事関連のメールを送信しました。それで夜明けとなりました。文字どおりの「朝飯前」です。ちなみに朝食はルームサービスで、コンチネンタル・ブレックファーストです。ココア&トースト&コーンフレーク&トマトジュースが、そのメニューです。もちろん、コーヒーや紅茶等も選べます。これで700円ほどです。前夜に出しておいたオーダーに基づいて、指定された時刻にお部屋まで運んでくれます。ありがたいこと! |
◇夜明けと共に砂浜に散歩に出掛けました。大海原(おおうなばら)の遙か向こうから朝陽が次第に輝きを増し加えてきます。感動の面持ちで、その輝きをジッと眺めていました。ふと海をみやると、何と、はや誰かが悠然と泳いでいます! 早春の海水はまだ冷たいだろうに・・。と、驚きを味わう間もなく、次々と水着姿が現れ始めました。しかも皆、中高年者たちでした! |
◇シドニー最後の一日でした。坂道をテクテクと30分ほど登って、隣町にあるカトリック教会の御ミサへ行きました。心満たされました。やはり週の初めに教会へ行くことからスタートしなくては、心身(というより霊的側面)のバランスがとれません。 |
◇荷物のパックを済ませ、昨夜は早くに寝て、朝まだ暗い5時前に起きました。メールを読み、必要な返事を送信し、5時半からのNHKのニュースをみてノンビリしていると、突然に「ジリ・ジリ・ジリ・・」のアラームの音が響き出しました。「あぁ、またかぁ・・」でした。やがて数分後に「カン・カン・カン・・」と、けたたましい音を鳴らしながら消防車のご到着です。しばらくしてアラームの音が止みました。それから30分後に、再び同じ光景が繰り返されました。チェックアウトの際にフロントスタッフに聞くと「だれかが部屋のオーブンを使いすぎてしまったらしい・・」とのことでした。この二週間の間に、こうしたことが何度かありました。ベランダから外の様子を眺めると、消防士さんたちも「毎度のことで・・」といったゆとりの感じでした。 |
◇肌寒い曇り空の中を、レンタカーで動き始めました。豊かな大地に再び巡り会うことができた私の感想は「ニュージーランドはいいなぁ〜っ!」のひとことです。途中のティールームで「本日のスープ」を注文しました。この雰囲気を味わいたくて毎年、この国に来ているのかもしれません。 |
◇今日はとても肌寒い一日でした。そして、例のごとく激しい雨となりました。ニュージーランドは、やはりまだ冬です。この時期は、だいたいがこんな気候です。ハテ、シドニーのあの初夏のような暖かさは何だったんだろう? 一週間後には再び猛暑のただ中にいることになります。まぁ、慌ただしいこと! |
◇昨日とはうってかわったような素晴らしい“冬晴れ”でした。朝10時に、昨日の会議の後に約束していた、難病を抱える高齢者たちのデイサービスに参加するためにプレスビアン教会とメソジスト教会とが合併してできた合同教会へ行きました。ニュージーランドの教会のほとんどが、敷地内に体育館や集会場を持っています。そこで、公民館のように、教会が各団体に貸し出しているのです。 |
◇最初から話は変わりますが、オーストラリアほどではないですが、最近はニュージーランドでも大きなスーパーに行くと日本食の食材が容易に買えるようになりました。そこで、ニュージーランドに来るたびに1個ずつ買っているカップに、ケンブリッジのスーパーで買った「あさげ」の味噌汁を溶かして飲みながら、この日記を書いています。ウ〜ン満足! |
◇朝、9時半頃にモーテルをチェックアウトしようとすると、オーナーのオバチャンが「8号室に泊まっている日本人とは話をしたか?」と尋ねてきました。そういえば、昨日、「あなたの他に日本人が泊まっているから・・」と伝えてくれたっけ・・。そこで「それでは挨拶をしてみるから・・」と伝えて部屋に行きました。と言っても、平屋建てのモーテルですから、全ての部屋が外からそのままアクセスできるのですが・・。 |
◇朝8時半にモーテルをチェックアウトして、ロトルア湖のほとりにある、アングリカン・チャーチの礼拝に出席しました。まさにマオリ語とニュージーランド英語との二つの公用語によって礼拝がなされました。賛美もマオリ語でした。会衆は素晴らしいハーモニーで歌っていました。そう、フィジーの教会の礼拝に出たときも賛美が素晴らしかったなぁ、クック諸島の礼拝では、さらに素晴らしいハーモニーだったなぁ・・ 南太平洋諸国の人々は天性なのかもしれないなぁ・・。 |
◇朝まだ暗い、午前4時に起きて、シャワーを浴び、テレビを見ながら準備をしました。6時にチェックアウトして、空港まで送ってもらい、搭乗手続きをしました。「今日は満席状態!」とカウンターのニュージーランド航空の女性スタッフが私に告げました。そういえば、お盆休みのただ中です。日程変更ができないチケットだったため、やむなくこの日となりました。本当は、もっとニュージーランドにいたかったのに〜ッ! |
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